レジュメの書き方(基本編)

レジュメ(職務経歴書及び履歴書)は企業に最初にアピールするものです。

基本的な書き方はどの職種でも同様です。フォーマットは自由ですが、以下の項目を網羅して記載するとよいと思います。レジュメはA4で2ページ以内が適量です。レジュメは面接における名刺の様なものと考えてください。

転職のたびに追記、追記と記載すると、どんどん長くなってしまいますが、企業の人事部や直上になる方は数分、下手をしたら1分以内で読み込み、判断します。

転職のたびにゼロから書き直すほどの必要はありませんが、適量なのか、採用されたいポジションに関連する事象を中心に記載されているかるかの視点で見直してから送るようにしましょう。

  1. 名前、連絡先
  2. コアバリュー(アピールポイント)
  3. 職務経歴
  4. 学歴
  5. 資格

研究者など特許や論文などの記載を求められない限りこの5項目が基本です。

1、 名前、連絡先

名前(漢字、ローマ字)、Emailアドレス、携帯連絡先、自身のWebサイトやLinkedinなどのURL、ソフトウェアエンジニアならGithubのURLなど(参照してほしい場合)。

日本の会社の場合、別途履歴書の提出を求められる場合もありますが、レジュメのみの要求で、履歴書を求められない場合は、住所、生年月日も記載しておいた方がよいでしょう。オファーレターに住所などの記載が必要な場合があるため、やり取りがスムーズになります。

2、 コアバリュー(アピールポイント)

以前は、職務要約など記載していましたが、結局レジュメは全文をチェックしますので、同じ事を重ねて説明することになります。なので職務要約は不要です。

このパートは自己の強みの部分を記載する部分として使いましょう。

また、応募する企業毎、ポジション毎に、求められる要件(Requirementsや必須や歓迎の応募条件)に併せて、自身がそのポジションの要件を何を根拠に満たしているかを記載しましょう。求められる要件事に箇条書きで4~5つのセンテンスでそれぞれが重複しないように記載しましょう。

求められる要件だけではなく、応募先の企業の事業概要や応募するポジションの業務内容を考慮した、センテンスにすると非常に強力です。ある意味、この部分だけを見て、Hiring Managerや採用担当が面接したいと思えるようにすることが理想です。

3、 職務経歴

一般的にいう職務経歴です。職務経歴は降順(新しいものが上)にしましょう。

A)企業名

B)ポジション名、部門、部署名、肩書

C)期間

の3つの項目に加えて、中身の記載をします。通常1つの会社では複数の職務(仕事内容や職責のレベルの変化)があるはずですので、その職務の毎にまとめて記載します。例えば10年務めた会社であると、3つくらいを目途にまとめられると読みやすくなります。

中身については以下2つの視点が必要です。

A) 職責、機能的な記載。どの様な責任を負う仕事なのか、具体的にどのような事を行ったか?

B) 成果。可能な限り数字を用い、どのような変化、成果を達成することになったのか。

職責、機能的な記載のみに留まる事が多いですが、成果として何ができたのかについてきちんと記載する事がポイントです。成果は可能な限り数字を記載する事が重要です。営業目標に対して成果、業務担当であればカイゼンを行って何がどれだけ変わったのかなどです。

特に外資系企業においては成果をきちんとレジュメに記載する必要があり、職責や機能だけでは、この候補者は成果をアピールできない人なのだからとして、レジュメで見送られる危険性があります。

4、 学歴

基本、最終学歴を記載します。もし、修士や博士の学歴がある方でも、学士の学歴も記載してください。

高校名まで記載をする方もいらっしゃいますが、基本的には必要ありません。もし難関と言われる高校を卒業されている方でいらっしゃれば、アピールになる場合があるので記載しても良いと思います。

5、 資格

取得年月と資格名を記載します。オフィスワーカーなどで仕事で運転を明らかに求められない場合(ほとんどのケースそうですが)、運転免許の記載は不要です。資格が10個以上ある場合は応募するポジションに関連した資格のみの記載で10個以下にすべきでしょう。

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