中途面接の8割で聞かれるのは、たった4つのこと

中途採用の面接を受けたことが無い方は、面接でどんなことを聞かれるのだろうと心配になるかもしれません。ほとんどの場合、面接で聞かれる事は、4つの事しか聞かれません。

そして見ている評価の軸は、3つです。

その1、自己紹介をしてください。

3分以内を目処に説明しましょう。面接している会社、ポジションで求められる経験(必須/歓迎要件)、JD(Job Description)の関連した内容に絞って伝えましょう。

この自己紹介は事前に何をしゃべるかを考えておいて、スラスラ説明できるようにしましょう。

その2、現在の仕事の中身を説明してください。

インタビューアが直近の仕事の範囲や実績を聞く事は当然です。特に現在の仕事の中身は事実に即しますし、現在の会社とこれからの会社との共通項目と、違いについて、候補者もインタビューアも明確にして、Gapがどれくらいあり、それを乗り越えられそうか?を判断します。

また、Gapを埋める変化に耐えうるかを測る為に、新しい事にチャレンジしてきたエピソードを説明してください、質問があるかもしれません。Gapがあるのは当たり前で、インタビューアが求めるのは、成功の再現性です。実績の説明には成果を出すために、どの様な工夫や方法で乗り越えてきたのかを説明を求められます。

その3、なぜ今の会社から転職しようと思ったのか。

今の会社から、次の会社に。また更に一つ前から、今の会社に。どの様な理由で転職を考えたのかをインタビューアは関心があります。これは面接を受けている会社に、長く定着するか(評価の軸の2つ目)を見ています。人は本質的な変化は難しいと誰もが考え、入社しても同じ理由で会社を去ってしまう可能性が無いかについて評価します。候補者が簡単な理由で(本人にとってはもちろん簡単な理由などではありませんが)、辞めてしまう事を採用する側はとても嫌がります。

今の会社で最大限努力をしたが、どうしても変えられないから、自分が動くというストーリーを作る事が重要です。”キャリアアップしたいから”、”新しい事がしたくなったから”ではインタビューアを納得させる事は難しいと考えてください。

過去の自分の転職軸から、今にどの様に至り、決定してきたのかのストーリーを作る必要があります。転職理由に現在の会社を否定する事は絶対に口にしないことです。上司がダメである、製品がダメ、市場で負けこんでいることが、転職理由であっても、工夫を凝らして、表現を見つける必要があります。

直近5年の間で3社経験(つまり最近1年~1年半くらいで転職を重ねている方)については書類選考で落とされ、面接のチャンスを貰えない事もありますが、もし面接のチャンスを貰えた場合は、それぞれの会社での成果を数字を交えて、短期間でも十分成果を出したことを伝えましょう。

4、どうしてこの会社(面接を受けている)会社を受けようと思ったのか。

これが一番難しいかもしれませんが、今面接を受けている会社で無いと、自己の実現が出来ない。つまりこの会社で無ければならないオンリーワンな理由を説明できればベストです。

〇〇業界でトップの会社だから、〇〇業界が伸びているからという月並みな理由では、私が企業のインタビューアであれば落としてしまうかもしれません。候補者の方の過去の経験やエピソードと、面接を受けている会社との接点(ユーザとして使っていた)、過去に何かしら苦い思い出があり、それを解決してくれるサービスだから。など、候補者の方独自の体験やエピソードに会社のサービスや製品、ビジネスモデルをかけあわせたオンリーワンの理由が欲しいです。

この会社で無いといけないオンリーワンな理由と、自分がこの会社に入りたい理由をオンリーワンのエピソードで、この2つを掛けあわせた志望動機は非常に強力で誰もが納得します。

インタビューアはそれだけの思いがあれば、少々大変だろうが、候補者の想いが苦難を乗り越えると考える事が出来ます。

評価の軸について

  1. 候補者が期待される役割を果たす為の、能力、経験持っているかどうか。
  2. 候補者が長期の間(最低3年、できればもっと)、辞めずに仕事をし続けられるかどうか
  3. 候補者と一緒に働きたいと自分(面接者)が思うかどうか。

LinkeIn記事へ