外資なら2ndラインマネージャ/カントリーマネージャ、日系なら取締役やベンチャー企業の社長との面接アドバイスです。
自分が受けるポジションのマネージャの方のさらに一つ上のマネージャに当たる方との面接を組まれた時の参考資料です。
既に必要なスキルや素地がある事は一つ前のマネージャの方が確認しているので、資質を問われる事が多いと思います。
資質を見るだけなので、15分程で終わってしまう事もしばしば。一般的に面接時間は最低30分は取っていますので、残りの時間は“質の良い質問”を行いさらなる高い評価を狙うこと、自身の会社やポジション理解を深める事時間にしましょう。
どんな視点で見ているか?
- 嫌なことがあったら直ぐに辞めてしまう人材ではないか?
- この会社に入りたいと、本気で思っている人かどうか?
- チームへのカルチャーフィットがあるかどうか?
- 変化に対する柔軟性があるか?変化を乗り越えた経験があるか?
- (必須では無いが、日系企業は特に)長期的にみてリーダーシップになれる資質はあるか?
これら確認する事が目的になります。
具体的に聞き方としては以下のような切り口の質問と求める姿となります。
嫌なことがあったら直ぐに辞めてしまう人材ではないか?
- 過去の社歴の入社理由、退社理由⇛現在の会社の退社理由を聞き、筋が通っているか、努力はしたがやむを得なかったのか?を確認する。
- 何故その会社(候補者が入社した会社)を選んだのですか?⇛会社を選ぶ時に候補者の強い思いがあって会社を選んでいるか?強い思いがあれば大小タフなことがあっても乗り切れる。
- 過去にタフだなと思った(壁を乗り越えたと思える)経験について話をしてください。⇛過去に乗り越えてきた人は、乗り越える再現が効く。
- 今までのキャリアの中で嫌だなって思ったことや経験について話をして欲しい。⇛候補者がストレスに感じるポイントがどんな事で、それがその会社でどれくらい起きそうかについて検討する。またそのストレスポイントをどの用に消化又は解決したのかを見ている。
この会社に入りたいと、本気で思っている人かどうか?
- (安直な切り口ですが・・・)当社への志望動機を教えて下さい。⇛ 自分の過去の経験(今まで対峙してきた顧客及び自分自身と重ね合わせ)、どんな価値が提供出来るかを説明できるとベスト。当然其の為には提供する製品やサービス、会社の理念や考え方を理解するために、会社のことを勉強する必要があります。
チームへのカルチャーフィットがあるかどうか?
- 会社のために、自分の職責を超えて動いて、上手くいったなと思えるエピソードはありますか?⇛周囲のメンバーの底上げをしてくれるマインドを持った方かどうか。日本法人が小さい組織だと人数も限られる為、自分の職責以外のことも積極的に取り組んでくれる人を好む。
- シンプルにコミュニケーションが良好かどうかのチェック。それに切り込む質問は無く、全体を通して、相手をリスペクトしつつ、率直な意見交換が出来る人材かどうかを確認する。
- この会社に入りたい・・の事項でも触れましたが、採用ページなどでCore ValueやCodeなどを公開している会社も多いです。その事前調査はしておく事。
変化に対する柔軟性があるか?変化を乗り越えた経験があるか?
- 同じ営業なら営業職でも、転職や部署変更で変化があり、それをキャッチアップして自分のやり方を変えてきた経験はありますか?Playbookを変えてきたエピソードはありますか?>>私がSalesforce採用時代から良く見ていた事項であり、新しいPlaybook(勝ちパターン)へ変化させて来た経験は非常に重要です。
(必須では無いが、日系企業は特に)長期的にみてリーダーシップになれる資質はあるか?
2ndラインやGM、企業役員などからすると長期的な候補者の成長を起用を考えます。受けるポジションがマネージャ職で無かったとしても、周囲を引っ張ってきた経験についてお話すると、プレイヤーとし超一流と評価を受けなくても、高評価、是非採用したいとされる事が多いです。


